ごぼうの丸太煮(6月の食養生)

漢方ごはん
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早いもので、6月に入って、

1週間が過ぎようとしています。

5月は、暑くなったかと思えば、

肌寒い日が続いたりと、

体温調整が難しかったものの、

湿度もそこまで上がらず、

過ごしやすかったような気がします。

 

しかし、今年(2025年)の6月は、

福岡県は平年より遅い梅雨入りで、

今週末より、本格的に梅雨時期に入りそうです。

 

この梅雨から夏にかけて増える、

湿気の邪気を、「湿邪」と言い、

元々、私のようにむくみやすい人は、

影響を受けやすいそうです。

 

その不調のひとつに、

かゆみや湿疹があげられます。

中医学では、身体の中にたまった

毒素が表に出てきたものととらえるそうです。

 

高齢の母が、圧迫骨折でコルセットをしている関係も

あるのでしょうが、

最近は、朝晩かゆみを訴えることが増えてきて、

ひどい時には、夜中に痒みで起き上がり、

ボリボリと血が出るまで、

搔きむしりだすので、

かゆみ止めを塗り、

その上から、ワセリン軟膏を薄く塗布して、

それでも、おさまらないので、

保冷剤を持って来て、

痒い場所を冷やしてあげます。

 

私も、若い頃アトピーがひどい時は、

痒くて眠れなかったし、

朝起きた時に、手に血がついてたことも

何度もあったので、辛さはよくわかります(^^;)

 

こういう時は、生ものや冷たいものは避け、

加熱調理した物を食することで、

胃腸を冷やさないようにしないといけません。

 

胃腸を司る脾を養う食材は、

しそやごぼう、小松菜、きゅうり、

トマトなどが挙げられるます。

 

他にも

体の水はけを良くする小豆や、

さくらんぼ。

 

また、食中毒対策としても有名な梅。

梅は、「食べる日焼け止め」とも言われるほど、

ビタミンやミネラルが豊富で、

紫外線による活性酸素を

抑えてくれるそうです。

 

今回は、ゴボウの欄に載っていたレシピ、

ゴボウと梅を一緒に煮る、

「ごぼうの丸太煮」を作ってみました。

材料は、ごぼう1本を7~8㎝に切って、

5cm角の昆布と、梅干し2個と、

お酒、水を各50㏄を入れて、弱火で20分煮るだけ。

20分煮たら、そのまま冷まして出来上がりです。

(水分がなくなるので、焦げないように注意してください。)

 

ごぼうは、根菜類だけど、

微涼性で身体を温める食材ではないので、

身体を温めたい場合は、

唐辛子や、生姜と調理するといいそうです。

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高齢の母には、

小さく切ってあげても「硬い」と言われ、

ほぼ私が食べることに(^^;)

今度は、圧力鍋で水分多めにして、

作ってみようかな~。

 

私的には、ちょうど良い硬さで、

ごぼうも梅も昆布も、

おいしく食べれたんですけどね・・・。

 

紫外線が気になる方、

むくみや、便秘の方にもお薦めです(^.^)

 

今回も、こちらの本を参照しています。

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