3回目のコロナワクチン接種の副反応も落ち着き、木曜日はいつものようにデイサービスに出かけてくれました。
コロナに関しては、少しだけ一安心という感じでしたが、14時頃にデイサービスから携帯に電話がかかってきました。
その時は運転中で家に到着して携帯を見ると、番号を登録してなかったのでデイサービスからとわからず、まずは手を洗っていました。
すると今度は自宅の固定電話にかかってきました。
電話に出るとデイサービスの管理者の方。
携帯にかかってきたのはデイサービスだったんだと思った瞬間に嫌な予感がしました。
すると、やはりトイレで転倒して、とても痛そうなので病院へ連れて行きたいとの事でした。
こちらに保険証を取りに行くというので、もちろん私も一緒に付き添いました。
さすが、介護のプロなので母は車いすに座ったまま車に乗っていて、座っている分は痛みは無いようですが、車の振動が大きいと少し痛がっていました。
母のかかりつけの整形外科はなかった為、デイサービスさん系列の近くの整形外科へ行きました。
この時私の頭の中は、骨折なんて思ってなくて、家に帰った後のケアの事で頭がいっぱいでした。
今までも何度も転んでましたが、脂肪に守られているのか、転び方が良かったのか骨折したことがなかったのです。
患者さんが多くて、順番を待っている間に母がトイレに行きたいというので、デイサービスの方と私も一緒にトイレに行きました。
すると、とても痛がっていて、これはもしかしたら骨折までは無くてもヒビが入っているかもと思いました。果たして自分に介助が出来るだろうかと不安でした。
そして、ようやく順番が回ってきて診察すると、先生はテキパキと動きと痛みを確認して「これは大腿骨骨折の可能性が大きいですね。すぐレントゲン撮りましょう」と言われました。
「こ、こ、骨折!」この時初めて私の頭の中に「骨折」という文字が入ってきました。
そして、レントゲンの結果「やはり高齢者に非常に多い大腿骨頸部骨折ですね」と診断され、「一刻も早く手術をしなければなりませんので緊急病院に連絡を取ります。直ぐに入院してください」と言われました。
「しゅ、しゅ、手術!」「にゅ、にゅ、にゅ、入院!」私の頭の中はパニックでした。
デイサービスの方も終始申し訳なさそうにされて、母も状況がわかってないなりに途方に暮れているようでした。
でもパニクってる場合ではないので、兄姉にラインで連絡し、私は翌日仕事の予定だったので派遣会社にも連絡を入れました。
兄は仕事で来れませんでしたが、姉は入院する病院へ駆けつけますとの事でした。
緊急入院する病院へは、母はそのままデイサービスの方に連れて行っていただき、私は一旦家に戻って入院の準備をして病院へ向かいました。
私が病院へ到着すると、姉がもう到着していて、デイサービスの方々と話していました。
母は検査に行っていて、私と交代でデイサービスの方々は帰られました。
本当にデイサービスの方々も終始恐縮されていましたが、私にとってはとても心強かったです。
母の検査が終わって母のところへ行って、何度も「ここは病院、骨折したけん痛いとよ!」と説明しました。でも理解出来てるような、出来てないような感じです(^^;)
その後担当の先生の説明を聞いて、手術は明日という事で母を病棟迄見送って帰ってきました。
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