母のコロナ接種1回目

母の観察日記

さて、今日(5月27日)とうとう一回目のコロナ接種の日が来ました。

5月24日には、兄夫婦が私のブログを見て心配して「予防接種は絶対せないかんよ」と言いに来てくれました。

クーポンが送ってきた郵便物に接種日と時間を赤文字で書いて母の目の前にいつもおいているのですが、それを手に取って「これ?」「いつ?」「今日は何日?」とだいぶ気にしてくれるようになりました。兄夫婦が帰った後も時々郵便物を見ては戻し、見ては戻ししていました(笑)

そして、その前にもう一つの壁であった入浴です。

兄夫婦が来た次の日(5月25日)天気が良かったのでお風呂に入れようと朝から「27日注射やけんその前にお風呂に入らないかんよ」と言って、目の前にも「今日はお風呂の日です」吹き出しをつけて手作りしたひ孫のの写真を置いて、お風呂の準備をしました。

トランプしていたのを終わらせて、意外とすぐに靴下を脱いだので、「今日はスムーズに入ってくれそう」と思いきや、トイレに行った後、お風呂に誘導しようとすると立ちふさがった私のわきをするりとくぐり抜けてリビングに戻りました。

「お風呂入るよ!」と言い聞かせるもいやそうな顔で「入りたくない!」と。いつもの展開です。しばらく説得してましたが動こうとしません。

私も途中から強行突破で「もういい加減あきらめて!」といって服を脱がせ始め、何とかお風呂に入ってくれて、第一の壁突破できました。

そして、本日問題の第二の壁です。

当日(5月27日)朝から、着替えるときに長袖の下着を半袖に着替えさせて、新しく買ってきた半袖のストレッチの効いた洋服に着替えてもらって腕を出しやすいようにしました。

朝食後に郵便物を見ては予診票を出して「これ書かんでいいと?」と言われていい感じです。

1回目のは私が書いていましたが、2回目のはまだ書いてなかったので、住所と名前、電話番号、生年月日等を書いてもらいました。 昨日は自分で名前と住所を書くように言ったら、「わからん!」と私につき返したくせに、今日も又郵便物を見ては戻し、また見ては戻ししていました。

昨日予診票を書いてた時に、現在かかっている病名や薬の確認とその病気を診てもらっている医者に予防接種を受けていいと言われたかの確認の項目があり、慌てて病院に電話しました。

私も高血圧でお薬をもらいに行ってますが、通院したときに聞いておかなければならないと思いました。

さて、お昼ご飯食べた後も「14時からやけん14時前に出かけるよ」と声をかけて、寝むそうにしていたので、「13時半迄なら寝とっていいよ」と声をかけると、そのまま寝ました。

ちゃんと13時半前にトイレで起きたので、「そろそろ準備してくださいね」と声をかけると「何の準備?」というので「予防接種に行く準備よ!」というと、真剣な顔して「何の準備すればいいと?」というので「顔を洗ってお化粧してください」と言うと、笑いながら洗面台へ行きました(笑)

お化粧もして洗面台の香水もつけてきたみたいだけど、なんかやたらお尻を気にしているので、よく見てみるとズボンが少し濡れていました。さてはさっきのトイレ間に合わなかったのか?

でも、出かける前で良かったと思い、紙パンツからズボン迄着替えを終えて13時55分。

出かけるときは何故だか母が主導権を持ち、「忘れものはないね?」と聞かれて郵便物入れた、健康保険証は母のバックの中、マスクを二つ持って、「ないよ」と回答。

車で集団接種会場へ。子供のころに以来、新しくなった体育館に入るのは初めてでした。母も「ここどこね?変わってしまってわからんねー。広いねー。」と言いながら意外と歩きました。

入口からの順路ですが、まず手消毒、そのあと接種前の検温、それから1回目の受付(健康保険証と予診票を提出し、予約の確認)、ここで予診票をバインダーに挟んでくれました。

会場へ行くと2回目の受付です。バインダーを渡して薬や体調を聞かれて、接種後の注意事項の紙を受け取り、読んでおくように言われました。

その先に進んで受付番号を受け取り、座って待機します。ここでは空いているところに座ってくださいと言われました。

受付番号が見えるボードが前にあって、番号が変わると係りの方が大きな声で「○○番の方―」と探してくれて、一人で来られてる方には、問診のテーブルまで介助してくれていました。(素晴らしい!)

前日に市町村から予約の確認のLINEが来て、付き添いは一人迄でお願いしますとあったので、だいたい高齢者の方と付き添いの二人組が多かったですが、杖をついて一人で来られていた方もいらっしゃいました。でも一人で来られてた方には不安がないように、係りの方がポイントごとに都度声をかけていて、細かいケアがされているなぁと安心しました。(素晴らしい!)

母の番号が呼ばれて、予診票を提出して問診です。本人情報を確認され、大きめの声で聞いてくれていましたので、だいたい答えていました。

血液サラサラの薬を飲んでいたので、注射後にしばらく強めに抑えておくようにと指導され、いよいよ接種です。

外から見えないように個室になっていて、3部屋だったでしょうか。外の椅子で待っている間に腕を出しておくようにと注意書きがあったので、上着を脱がせて袖をまくっていたら、すぐ入っていいですよと言われました。

中には看護婦さんがいらっしゃって、椅子に座った後に名前や生年月日、「ちくっとしますよ」「手がしびれたりしてないですか?」など確認されていましたが、母の反応がないので私が答えたり、耳元で私が繰り返して伝えて答えてもらいました。

そこでも血液サラサラの薬を飲んでるので、2~3分強めに押さえててくださいと注意喚起がありました。

接種後、3回目の受付(予診票にクーポンを添付したり接種をしたことの手続きと予診票の提出)クーポンは自分で添付するのではなく、係員に渡して貼り付けってもらった後、残りを返して貰いました。15分待機か、30分待機か具体的な時間と待機する席の番号をもらって、今度は番号が振られている椅子で待機です。ちゃんと二つあったので私が立っていると、母が座らんねと言ってくれました。

母は15分間の待機で、その間に予約の受付も出来るようでしたが、意外と並んでいましたし、LINEの方が前の日に確認メールも来るし2回目もLINEでいいかなと思いました。

特に母の様子にも変化もなく、キョロキョロあたりを見渡しては、「もう他の所に行かんでいいとね」と言って自分がすでに回ってきたところに興味をしめしていました(笑)

待機時間も経過したので再度体調を確認して、出口でバインダーを返還して、必要な書類だけ戻してもらい終了です。

駐車場までの帰り道に、母親であろうおばあさんと若干乱暴な言葉で、気遣う姿勢が見受けられない息子がいて、年寄りをバカにしている様な事を大声で言っていたので「あんたも何十年後かはそうなるったい!」と心の中で思いながら、何だか心が切なくなってしまいました。

駐車場に行くエレベーターまで一緒になっていまい、しかも車は私の車の隣りに留めてあり、しばらく二人の会話を聞く事になりましたが、おばあさんは慣れているのでしょう、息子の乱暴な言葉をさらりと交わしていたので、要らぬ心配でした。まぁ何やかんやちゃんと付き添ってきてあげてるので悪い人ではないのでしょうね。

とにかく無事に1回目の接種が終わってホッとしました。明日までに体調に変化がなければ2回目の接種の予約をしようと思います。

コメント

  1. ひでぼう より:

    とても詳しく、また詳細に紹介されていてとても参考になります。次回の摂取前にも声掛けに行きます。お母さんの機嫌を取りながら介護をしてる気持ちは、良く解ります。機嫌を損ねると逆切れして怒るから介護は、難しいものです。たまには息抜きをしてください。

    • suzzy より:

      コメントありがとうございます。介護のプロに共感してもらえて嬉しいです。コロナの接種は今後国民全員が経験することですし、市町村ごと色々違いはあると思いますが、何かお役に立ることがあればいいなと思い、イメージしてもらえるよう出来るだけ詳細に書きました。2回目のの接種は体調の変化も大きいと思いますので、そちらも出来るだけタイムリーに配信したいと思います。息抜きもサッカーに行って息抜きさせてもらってます!

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