2025年8月21日。
母は、晩御飯はいつものように食べていましたが、
えらく鼻を嚙んだり、
空咳をしていたので、
熱を測ったら、37.2℃の微熱。
風邪をひいたのかもしれないと、
早めに寝かせました。
しかし、私が寝る時間までに、
えらく咳き込むので、
再度熱を測ると37.6℃でした。
風邪薬を飲ませようとしましたが、
拒否されて、その日はそのまま寝かせました。
翌朝、この日私は仕事の日だったのですが、
兄が体調不良なため
母の見守りには行けないと連絡がありました。
母を起こして、トイレに行く時ふらついていたし、
熱を測ると37.3℃あったので、
仕事は休むことにしました。
食欲もあまりないようでしたが、
風邪薬を飲ませたかったので、
好きなバナナを一口食べさせると、
1本全部食べてくれました。
そして、風邪薬を飲ませてから、
本人はきつくないと言ってましたが、
無理やりベットで寝かせました。
すると、10時頃兄から連絡があり、
コロナ陽性だったから、
母もそうではないかと・・・。
「なーーーーにーーーー!」
そこから、ちょっとパニックです。
訪問看護の方にまず電話で相談。
母の症状は、鼻水と咳と微熱、
喉は痛くないと言っていました。
訪問看護の方から、
かかりつけの病院にも連絡してくれて、
金曜日なので、今日中に受診した方がいいとのことでした。
午後の受付は、14時半からだったので、
お昼は巨峰5~6粒と小さなゼリーを食べさせて、
また、ベットで寝かせました。
14時になったので、病院に連れて行こうと
何度も母に声をかけて、起こそうと試みるけど、
ちょっと目を開ける程度で、起きてくれません(;O;)
起きてくれなければ、病院にも連れていけないし、
どうしよう・・・。
その時に、以前かかりつけの病院の先生に、
「往診もしてますから、無理そうなら言ってくださいね」
って言われたことを思い出しました。
それで、ダメもとでかかりつけの病院へ直接電話しました。
受付の人には、往診は予定が組んであるので、
手続きをしてからでないと出来ませんと、
断られましたが、先生に電話を代わってくれました。
すると先生は、
「母は高齢(96歳)だし、病歴も多いので、
もしもコロナなら、症状が急変する場合もあるので、
出来るだけ今日中に来てもらいたい」
と言われました。
そして、
「連れてくるのが難しい状況なら、
救急車呼んで連れてきてもらってもいいですよ。」
と言われて、
「えー!救急車!」(´゚д゚`)と思いましたが、
母も、ぐったりして反応が薄いので、不安になってきて、
思い切って救急車を呼びました。
こんなことで救急車呼んでしまって、
良かったのかと、心配してましたが、
救急車の方も救急ではないので、
家に到着する前に、音を消してくださって、
ご近所の方に注目されることはありませんでした。
そして、2名が母の状況確認に行き、
リーダー格の方に、ヒアリングをされたのですが、
その方が、私が恐縮しているのが分かったのか、
とても優しく対応してくださいました。
私が、かかりつけの病院に連絡済みで、
救急車を使ってもいいから早めに連れてくるよう
指示を受けたことを聞くと、
「あ、もう先生と話がついているんですね」と言って、
先生の名前を聞かれ、
病院へ電話をし、先生と話をした後、
「ありがとうございます。助かります。」
と終始笑顔で対応していただきました。
私も、父や母の付き添いで、
何度も救急車のお世話になっていますが、
搬送先がないとか、わからないとか、
搬送先が決まらないことが、一番困るのでしょう。
今回は、初めて救急車には乗らず、
自分の車で行きました。
病院に到着すると、検査は終わっていて、
やはりコロナ陽性でした。
点滴を2~3時間受け、レントゲンや
血液検査もしたようでした。
そして、保険が1割負担なので、
ラゲブリオ錠というウィルス感染の治療薬、
プレドニン錠という炎症を抑える薬、
あと、解熱剤のカロナール細粒と胃薬を
処方されました。
全部で、8千円ほどでした。(3割だと2万4千円!)
ラゲブリオ錠は、病院で粉末にしてもらってくださいと
言われました。
そして、先に処方箋もって薬局で、
薬と、とろみ材も買ってきてくださいと言われました。

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薬局の方に、錠剤を見せられて、「飲みこめそうですか?」
と聞かれましたが、かなり大きめで私でも厳しい大きさです。
「粉末状にしてください」とお願いして、
とろみ材も購入して病院へ戻りました。
点滴は、すでに終わっていたので、
そのお薬を飲ませてから、家に連れて帰りました。
土曜日から月曜まで、訪問看護の方が点滴に、
月曜日の夕方に、先生が往診に来てくださるとのことでした。
帰るときは、だいぶ戻っていましたが、
やはり、いつもよりは支えるのに
かなり力が必要でした。
夕食は、朝昼があまり食べてないためか、
体調が戻ったからなのか、
ほぼ、いつもと同じような物を
いつもと同じくらいの量食べてくれましたが、
食後眠そうだったので、20時前に寝かせました。
しかし、ラゲブリオを再度22時~23時に、
飲ませないといけないので、
その時間に母を起こして、
お薬を飲ませてから私も寝ました。
でも、咳も鼻水も収まってたので、
この日は母も私も、熟睡できたと思います。
翌日(土曜日)は、
午前中に訪問看護さんが来てくれて、
完全防備の服装で、点滴をしてくれて、
改めて、コロナ感染を実感(^^;
時間がかかるので、一旦ほかの所に行かれて、
点滴が終わる頃、再度来られました。
母の状況が、思いのほか良いので、
点滴は、今回で終了で、月曜日に様子見と、
身体を拭きに来てくれるとのことでした。
かかりつけの先生からも、体調の確認のお電話をいただきました。
翌々日(日曜日)は、ほぼいつものように過ごして、
姉が、母の好物や果物を沢山差し入れしてくれたので、
それを食べさせながら、水分も意識して
摂ってもらいました。
そして月曜日は、午前中に訪問看護の方が
足浴や身体を拭きに来てくださったので、
自分がする時に、まねできるように、
目を皿のように見ていましたが、
あまりの手際の良さに、1度ではわかりません((+_+))
そして夕方には、かかりつけの先生が
様子を見に来てくださいました。
先生曰く、「早く回復して良かったですね。
最初の点滴に、お薬も混ぜていたので
それが効いたのでしょうね」
「早く来てもらえてよかったです。
時間がたって一度重症化すると、
元に戻るのは難しく、
高齢者は寝たきりや、亡くなることが多いのでね」
「そして、今はコロナ患者を受け入れる病院は、
満床だから、入院できるかどうかもわからない状況ですからね」
そして最後に、「一番大事なのは、水分をきちんと摂取することです」
とおっしゃいました。
なので、今でも定期的に目の前に、
飲み物を持って行って、
無理矢理飲ませてたり、
水分のある果物や、野菜、料理を食べさせています。
本当に、先生や訪問看護の方に、
背中を押されなければ、
金曜日に病院へ連れていくとこを
あきらめていたかもしれません。
それを今考えるとゾッとして、
改めて感謝の念があふれてきます。
新型コロナウィルス。
最近、またかなり感染者が増えてきていますね。
高齢の方や、高齢者が近くにいらっしゃる方は、
体調がおかしいと思ったら、
すぐに病院へ行かれてくださいね。
この投稿が、何かの参考になれば幸いです。
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