2021お花見

母の観察日記
DSC_0494

仕事を辞めてから、毎年何処かに母をお花見へ連れて行っています。今年は例年よりも開花も早くてあっという間にあちらこちらの桜が満開になってしまい、早く何処か連れて行かねばと思っていました。

今朝のTVで天気予報士が、「今週末には風が強くなり天気も悪くなるので遅くても土曜日までにお花見は済ませてください」と言ってました。今朝は母がめずらしく早起きしてきたので「今日花見行く?」と聞くと「どこい?」(どこに行くとという意味)と返事。この返事が来たときは行きたいということです。今迄行ってないところがいいかなと、早速パソコンで今が満開の場所を検索しました。

最近はちょっと歩くとはぁはぁと呼吸が荒くなるのであんまり歩き回るような所は無理なので、最悪車の窓から見て喜んでもらえれば良しとしようと、南方の山へ。

DSC_0491
DSC_0490

近場ではありますが、今迄行ったことはなかったので、行くまでの景色も新鮮でした。

駐車場に到着すると「トイレに行きたい」と!

家を出る前にトイレに行っていたし、家を出て1時間もたってないのにもうトイレ!

母と出かけるときはトイレの事を一番気をつけていて、最初にトイレの場所をチェックしてますが、今日はチェック前に言われて慌てました。

すぐにあたりを見渡しましたが、トイレは見当たらず。現在地が載ってる案内板のところまで行くのに若干の坂道で既に母の息遣いが荒くなっていました。地図ではすぐ近くにWCのマークがあるのに・・・。見上げると小さな建物が見えました。そこに行くには2種類の階段がありました。ひとつは急斜面の一段が高いが段数は少ないもの。もう一つは新しくできた1段が低く、途中に踊り場があるなだらかな階段。確認のため、母を階段の前で待ってもらい、先に私がなだらかな階段を駆け上がり確認しました。

やはり建物がトイレだったのですが、母がこのどちらかの階段を最後まで登れるかが不安でした。

トイレだったことを母に伝えると急斜面の階段を登り始めました。よほどトイレに行きたかったのでしょう。

母は左手は手すりをつかみ、右手は杖を持ち一段一段、私も腰を持ちながら足が上がっているか確認しながら、半分まで来たところで、少し息遣いも荒くなりつつ「まだ半分?」と下を見ていたので、「いいやもう半分まで来たやん!すごいやん!上だけ見て頑張ろう!後10段!もう少し!」と励まし続けて休むことなく全部上がれました。「心の中で良かったぁ」とホッとしました。階段を上がるとトイレは目の前だったので、無事にトイレに行きました。

その後、近くのベンチで持ってきた缶コーヒーを飲みましたが、あっという間に飲み干していました。お疲れさまでした。

というわけで、花見に来たのか、トイレをしに来たのか、トレーニングしに来たのか、コーヒーを飲みに来たのか。帰りはアスレチックをしている子供たちを眺めながら緩やかな坂道を歩いて駐車場へ戻り、帰り道は行きとは違う道を選んだら、思いがけず桜が沢山ある道で満喫して帰りました。

お昼ご飯は家の近くのお弁当屋さんでお花見弁当を買って帰り、沢山食べてくれました。

DSC_0496

来年はお花見弁当を買って、近くの公園で食べようかな( ^ω^)・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました