母が骨折!(#大腿骨頸部骨折)

母の観察日記

担当医から受けた説明をもとに、今回母がうけた診断「大腿骨頸部骨折」について簡単に説明します。

大腿骨頸部骨折とは

高齢になって骨粗鬆症になると、若い時に比べて骨が脆弱になって、転倒などの比較的軽い外力で骨折をしてしまう事を脆弱性骨折と呼ぶそうですが、大腿骨頸部骨折をすると歩行能力が失われてしまいます。高齢者においては、生命予後にかかわる骨折と言われているそうです。

何故なら、基本的に手術をして痛みを取り除かなければ寝たきりになり、寝たきりになることで誤嚥性肺炎等になりやすくなり、最終的に肺炎を起こして死に至るからだそうです。

なので、最初に見てもらった整形外科の先生も「悩んでる時間はありません、一刻も早く手術をしないといけません」と言われたのですね。

手術をしなければ、血液が流れなくなって骨頭の部分が壊死を起こしたり、最悪の場合骨頭がつぶれて、いずれにしても痛みからは逃れられないとのことでした。

手術の方法

手術の方法は基本的に2通りあるそうです。

1つは母が受けることになった人工骨頭置換術です。

これは股関節側面から12~20㎝切開し、骨折した骨頭部分を切除して金属、あるいはセラミックで出来た骨頭に置き換えます。

もう1つは観血的骨接合術です。

これは骨折部の転位を出来る限り整復します。大腿部の側面を3~5㎝切開して金属ネジを挿入して固定します。

母の場合は、折れた後に骨頭が、上方にずれていて整復できる状態ではなかったようです。

手術により起こりうる合併症

・出血

手術時の出血だけではなく、貧血は強い場合は輸血も考慮する必要がある

・感染

細菌は抗菌薬等で治療できるが、深部感染したときは、人口骨頭、ネジを抜去する必要がある場合有り。

・神経麻痺

人工骨頭置換術をした人の0.6~3.4%とまれに起こる場合があるが、多くの症例では徐々に回復して術後1年程度で正常化すると言われている。

・深部静脈血栓症と肺塞栓症

いわゆるエコノミー症候群で血栓が生じることでむくみや痛み、またこの血栓が肺動脈に詰まり、肺塞栓症と呼ばれる生命に関わる場合有り。

・骨折

手術中にも骨の脆弱性から術中骨折や、術後の転倒などによる骨折。

・脱臼

人工骨頭置換術後、もっとも起こりやすい合併症が脱臼で、股関節周囲の筋肉が弱まる為起こりますが、脱臼の起こる頻度は約2~6%程度。

以上のリスクもある可能性を説明されました。

しかし、術後いずれの報告も受けていないので、2022/2/10までは順調に回復しているようです。

コメント

  1. kosuke. より:

    ビックリです!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚
    しかも、高齢者の骨折が多いとは言え、ディサービスでの事故だとは‼️
    ディサービスの方には大変失礼かもしれませんが、ちゃんと見守りはされていたのでしょうか?
    手が足りないことがあるかもしれませんが、自分の経験した施設では、利用者さんの動きを逐一観察し、特に事故の多い排泄の際は接触しないまでも、必ず付き添い足元の確認を怠りませんでした。トイレ個室までは付き添えませんし、内鍵は掛けられませんが、外に立ち常に声かけをして、排泄がすんだら個室を開けて介助するように徹底して叩き込まれました。
    本当に見守るだけで大丈夫な方もいらっしゃいますが、認知のある方や車椅子の方などは、排泄介助を含め中まで付き添うこともあります。
    大腿骨骨折は高齢者にとって、精神的にも肉体的にも負担の大きい事故です。絶対怠ってはいけないと、朝礼、終礼でも意識付けしていましたから…
    つい、頭に来て熱くなってしまいました。
    施設の方でも注意されている筈ですが、もう少し追求しても良いんじゃないでしょうか?
    差し出がましくてすみませんでした。
    更新ないな~と思い、毎日覗いてたから、余計に腹立たしくなってしまいました。

    御見舞いが後先ですみません(>_<)
    コロナ禍で会えないし、心配ですよね。何も出来ないのが悔しいけど、どうかお大事になさってくださいm(__)m

    • suusannz より:

      いつもコメントありがとうございます。
      そして、ご心配いただきありがとうございます。
      私も足腰強くしてもらうためのデイサービスだったので、色々思うところはありますが、
      ついてはいてくれて、少し距離があったため、手は取ったタイミングが遅かったようです。
      ただそれでかどうかわかりませんが、ひねって倒れたみたいです。
      追及しても母が治るわけでもないですし、そんな気力もないのでねー
      とにかく前向きに母が頑張ってくれることを信じて自分が出来ることをやろうと思います。

      今後も母の状況を少しづつアップしていきますので、
      何かアドバイスがあればよろしくm(__)mm(__)m

  2. kosuke. より:

    アドバイスなんておこがましくてf(^^;
    そうですよね。追求しても治るわけじゃないですよね。
    だけど、悔しかったんです❗️
    コロナ禍で御見舞い行けないのも悔しい(/ー ̄;)

    私の場合は介護の勉強をしていて、本当に良かったと思います。
    臥位から座位、立位への介助やその逆も、必要な生活動作の介助は多いと思いますので講習受けてみたらいかがですか?
    思ってもみない気付きが沢山あると思いますよm(__)m

    • suusannz より:

      ありがとうございます。
      余計なことを考えないように働こうとも思いましたが、
      コロナもあって何をしたらいいのか考えていました。
      情報収集してみます!
      なんか専門用語がわかりませんが、この機会に勉強したいです!

  3. minmin より:

    こんばんは。

    大変でしたね。御見舞い申し上げます。お母さんが無事に回復されますように願っております。

    大腿骨の骨折は、夫の叔母が昨年やりまして長期間入院しました。認知症もあり、すでにグループホームに入所中でのケガです。

    思うところも色々あるでしょうが
    私自身が介護職員でしたので、利用者さんを転倒させてしまうことはあってはならんことです。
    が、ホントに一瞬なんですよ。目を離した訳じゃないけど介護中の一瞬のタイミングのズレが利用者さんにご迷惑をかけてしまう(泣)

    結局、私は体調を崩して離職してしまいました。当時、私と一緒に働いていた人はほとんど辞めています。介護職の現実ですね💦

    長くなりましたね🙏
    まずはお母さんのことで体調をくずされんようにご自愛くださいね。

    • suusannz より:

      いつもコメントありがとうございます。
      そうでしたか。そんなことがあったのですね。
      介護職員さんの仕事は本当に大変だと思います。
      私も出かけた先でちょっと目を離したすきに転んでしまった事が何度かあったし(^^;)
      旦那さんのおば様はもう大丈夫なのですか?
      今後も何かアドバイスなどあればよろしくお願いします。

  4. kosuke. より:

    ごめんなさい🙇
    臥位➡️寝た状態
    座位➡️座った状態
    立位➡️立ち上がり
    のことでした(∩_∩;)P

  5. minmin より:

    おはようございます。

    心配が続きますね。
    おばは大丈夫。認知症もあるけど元気に退院してきました。

    主人の祖母は100歳近くで膝の手術をしたんですよ。

    現代の整形手術の技術はすごいですね。

    入院中のお母さんが貼り紙作戦で無事に過ごせるといいですね。
    三回目のコロナワクチンが済んでいたことは良かった。

    お大事にしてください。

    • suusannz より:

      それは良かったです。
      ご主人のおばあ様?!それはすごいですねー
      うちの母も脳梗塞を皮切りに色んな病気に打ち勝ってきてますので、
      母の生命力信じています!
      確かにワクチン接種3回目済んでて良かったです。
      ありがとうございます(^^)/

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