嚥下対策からカルシウム強化、美肌まで!

介護料理

 

最近、母が汁物をあまり食べてくれなくなりました。

嚥下しやすいようにとろみつけをしていましたが、意外と難しくて、片栗粉でも市販のとろみ食材でも上手いこといきません。

この夏の暑い時期、汁物は水分補給や塩分補給になるのに・・・。

数こなして少しづつ上手になっていくしかないのですが、母が食べてくれないと意味がないので、他に出来ることを模索していました。

図書館からまた本を借りてきては、母が食べてくれそうなメニューや手法はないかと調べました。

そこで作ってみたのが、夏野菜の寒天寄せ。

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トマトは湯むきして枝豆やコーン、エビなどのタンパク質も入れて、出汁に寒天を入れて彩りよく作ってみました。

一応食べてはくれましたが、4日に分けて出して、全部食べてくれたのは一日だけでした。

次に作ってみたのが、夏野菜のゼリー寄せ。

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少しだけ味を濃い目のブイヨンにして、ナスの皮を全部取って、玉ねぎ、湯むきトマト小さめに切って、枝豆、コーンと煮てゼラチンを入れ、冷やし固めてみました。

こちらも4日間出しましたが、すべて完食してくれました。

出汁よりブイヨンの方が良かったのか、ナスが食べやすかったのか、ゼリー寄せの方が野菜を食べてくれることがわかりました。見た目は寒天の方が透明感があって美味しそうに見えるのですが(^^;)

その後にYouTubeの、関口絢子さんのウェルネスキッチンで、「【美肌・骨・関節】体タンパク質の30%を占めるコラーゲン!○○ちょい足しでOK!賢い取り方と効果的なレシピ」という動画を見ました。

ここでいう○○ゼラチンでした。

母が大腿骨頸部骨折から退院して、カルシウム強化の勉強をした時に、骨にもタンパク質のコラーゲンが大事だという事は以前の投稿(骨折から早期回復するためのメニュー研究)でも紹介しました。

それから今でも、時々豚足や骨付き鶏肉を圧力なべで料理したりしています。

もちろん残った煮凝りも、捨てずにほかの料理の味付けに使ったりしています。

でもゼラチンを使うとお手軽です。

図書館から借りてきた高齢者用のメニューの本の中にも、お米を炊くときに入れたり、ハンバーグや鶏団子に混ぜて使うことも書いてありました。

ただ、カルシウムやビタミンCを一緒に摂ることで、効率よく摂れるという事なので、組み合わせも大切です。

コラーゲンの特徴は、水に溶けにくく繊維状で細胞の外側で形を形成したり、強度やしなやかさを作るもので、体内のタンパク質の30%がコラーゲンだそうです。

その4割が皮膚、2割が骨や軟骨、残りが血管や内臓などで使われているそうです。

そして、体内で10年~20年長持ちするタンパク質ですが、加齢・AGE(糖化)・紫外線などの影響で分解されてしまうそうです。

なので、年齢を重ねるほど必要だという事がわかります。

コラーゲンを体内で作り出す線維芽細胞の母体である真皮幹細胞というのがあって、それをコラーゲンのペプチドによって活性化されることがわかってきているそうなので、体内で作り出す為にも必要なことがわかります。

先日は、母が大好きなコーヒーゼリーも作ってみました。

とても嬉しそうに食べていましたが、ビタミンC、カルシウムが足りないので、今度は牛乳寒みかん入りをゼラチンで作ってみようと思います。

皆さんも美肌に、骨に、関節に必要なコラーゲン。

お高い化粧品や健康食品を購入しなくても、ゼラチンを使って気軽にコラーゲンを摂りましょう!

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